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人はあったかい所に集まる [放射能のある暮らし]

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昨日の朝はこの秋一番の冷え込み。

朝、白菜の葉の表面が凍っていて、もうじき雪と氷の季節だなぁと。

でも、美味しい干し柿が食べられる!!

冬が苦手な私も、それだけで少し気持ちが明るくなります。 

干し柿作り、柿が柔らかくなってしまう前にどんどんやらなくては。

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月曜日には向かいのSさんに頼まれたお弁当を作りました。

ご飯なし、デザート付き、揚げ物なしで1,100円の弁当。

ひとり狭い厨房にこもって、半日がかりで猛スピードでがんばり、20分遅れでやっとのこと納品したあとは、へとへとでした。

「待たされた分美味しいでしょう。」と、ご近所の優しさに甘えてはいけませんが、うちのこんにゃくや野菜いっぱいでこれだけのものが作れたのは、ちょっと自信になりました。

お金をいただいて勉強させていただけて、感謝でした。

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12日木曜日

『放射能から子供の命を守るお話会』

今どんなことを考え、このあと私たちはどう行動していけばいいのか。

先生のお話もわかりやすく、私たちが手作りしたお茶菓子を食べながら和やかな雰囲気で学ぶことができました。 

小さなお子さんをお持ちのお母さん、初めてお会いする方も何人かいて、いい出会いの機会にもなりましたし、普段はできないような話ができて、とてもいい時間を過ごすことができたかと思います。

放射能の話そのものは深刻なのですが、新たな出会いや行動のビジョンは希望につながる。

美味しいものを食べ、交流し合って、まるで焚き火に手をかざすように、ひだまりでほっこり温もるように、

参加した方々が、みんな笑顔で会を終われたことが、何より嬉しかったです。

「センス・オブ・ワンダーかわさき子供の広場」

このあと、いろんな活動に夢が膨らみます。

明るい、楽しい、あったかい、深い。こんな感じでいきたいです。

打ち上げ、楽しみだなぁ。

さてCAFEは今週も金・土お昼~夕方通常営業です。

ストーブつけてお待ちしてます。


センス・オブ・ワンダー [放射能のある暮らし]

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そろそろ干し柿しなくちゃ。 
今年はどこの家もたくさんなって小さめ。
来週の収穫祭が終わったら夜は家族で柿の皮むきです。
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こんにゃくもそろそろ寒さで茎が倒れ、収穫の時期になりました。
お父さんたちもさつまいもの掘り取りが終わると、本格的にこんにゃく芋の出荷が始まります。
木曜日には小3の子供たちとのこんにゃく芋掘りでした。
今年の暑さで、期待薄かなと思っていましたが、葉っぱの割には大きくなっていたみたいで、ほっとひと安心。
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友人二人と、『センス・オブ・ワンダーかわさき子供の広場』という小さな団体を作りました。
“川崎の自然の中で、たくましく感性豊かな子供に。親も一緒に楽しみながら”
そんな思いで、大切だと思うこと、ワクワクすることをやりたい時に無理せずやっていきたいと思います。
そのスタートになるのが、11月12日の『放射能から子供の命を守るお話会』
チェルノブイリの事故の際も医療に携わった医師の先生が相談に応じてくださる貴重な機会です。
お茶を飲みながら、なごやかなかいにしたいとじゅんびしていますので、心配されている方、お時間のある方はぜひおいでください。
詳しくはフェイスブックにページがあるのでそちらで。
さて
今週のCAFEはお昼~夕方まで通常営業
明日はハロウィンなので、今日は夕方ちょっとディスプレイしようかと・・・。
11月3日
収穫感謝祭
お昼から夕暮れまで
火を炊いて、秋の味覚と音楽で今年の収穫に感謝したいと思います。
久しぶりに、福島県新地町の荒利美さんが来てくれます。
一緒に山の竹で楽器を作り、山の自然とみんなでセッションしたいと思っています。
天候によっては下のカフェの前でやるかもしれませんが、食器持参、参加費おひねりですので、あったかい格好しておいでくださいね。
チラシは前回のブログにあります。

正しく知って、安心して暮らす [放射能のある暮らし]

今週のcafeは

6日(金)臨時休業 7日(土)はいつもどおりお昼~夕方営業

千葉の入院している父のところへ、急に行かなければならなくなったので。

千葉にいる両親が高齢のため、しばらくのあいだ、こんなふうに急にお休みすることがあるかもしれません。

おいでの際はブログをチェックしていただくか、080-6042-1544へお問い合わせください。

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放射能のこと。
月日が経つにつれ、日常の話題にもほとんどのぼらなくなってしまいました。
だからといって、心配がなくなったわけではなく、放射能の危険は有り続けているのに、今どういう状態なのか、これからどう行動すればいいのか知る機会がない。
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川崎町も後援してくれているということで、地元の小学校にもチラシを貼らせてもらうことができました。
放射能のことを毎日気にしているのは、かえってストレス。免疫力を落としてしまうだけ。
正しく知って、最低限気をつけて、日々は安心して暮らせるように。
貴重な今回の講演会ですので、ぜひ多くの方に参加していただきたいと思います。
参加希望の方は、チケットをうちで販売していますが、直接みんなの放射線測定室「てとてと」(平日9時~12時 0224-86-3135)にお問い合わせください。
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もう3月なんですね。
まだ寒い日は続きますが、晴れた日の日差しに春を感じます。
忙しさにかまけて、なかなかお雛様を飾れませんでしたが、今年もささやかなひな祭りができました。
娘の『春花』という名は、クリスマスローズちなんで付けました。
冬の寒さの中、花芽を少しずつふくらませ、まだ雪が残り寒風が吹く早春に、凛として世界にひとつだけの花を咲かせるこの花のように、成長して欲しい。
放射能にも負けず、元気で幸せになって欲しい。
今年もそんな思いの3月3日でした。

たまには出店 [放射能のある暮らし]

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先週末15日(土)は、お店の方をお休みし、大河原町にある放射能測定室「てとてと」の3周年記念の拡大てと市に参加してきました。

原発事故から3年8か月。次第に放射能に対して鈍感になってきてしまっている中、ここがあるおかげで、現実から目を背けずにいられるし、何かあってもここに行けば冷静に動ける。月に1度、てと市にこんにゃくを出すくらいのお付き合いになってしまっていますが、てとてとにはいつも“しっかりしなきゃ”と喝を入れてもらっている気がします。

で、この日はてとてとの運営委員の方、てと市に品物を出している方、お客さんにお会いでき、時雨模様の寒い一日でしたが、久しぶりの市出店を楽しんできました。

パン工房麦の木村さん、ひっぽの味噌屋の太田さん、コーヒーをお願いしてる来栖さん、村田町に就農された村岡さん・・・。新たな出会いあり、久々の再会あり、こんにゃくを買ってくださっている方ともお話しでき、たまには外に出るのもいい刺激になりますね。

運営委員の方たちには本当にお世話になりました。今回お客さんに頂いたご意見を参考に、月一のてと市、レシピ集をリニューアルしたり、品目も増やしたりしていこうと思います。

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てとてと主催のワークショップで作ったソーラーパネル。
カフェの入口脇に取り付け、こんな感じで利用可能になりました。
携帯の充電、スピーカーの電源、この先カフェの客席側の夜間照明に使っていこうと思います。
電気が作られて、使うまでの仕組みが見えるのがいいです。
小さいですが、ちょっとずつ暮らしの中で自給できるものを増やしていく。
てとてとでまいてもらった種を、ここで育んでいくのだ!!
どなたでも充電器あればできますので、どうぞご利用くださいね。

低線量ということで・・・。 [放射能のある暮らし]

BLOG2728.JPGうちの町は、役場が定期的に学校とか、主な施設の放射線量を測ってくれています。

でもそれ以外、自分のうちの近くとか、高そうな場所とか、どのくらいなのか知りたいですよね。それと、役場で使ってる測定器と、今回借りる測定器にどのくらい数値に差があるのか知りたかったので、9月16日、18日と一人で回って測ってみました。

測定器(ウクライナ製Pripyat)は村田の三田さんの所で、一回につき2泊3日無料で貸してもらえるので、今回はとりあえずみんなの家のまわりを測定してみました。

まずは小学校で、役場の測定器(Radi Horiba)との比較。役場が0.09の時、0.13、0.10の時0.14~0.15ということで、だいたい0.04の差。ただ、役場のは、小数点以下3桁、こちらは2桁の表示。どちらが正しいと見ればいいのか・・・。

細かな数値はここでは載せませんが、低くて0.12高くても0.16。平均して、0.14ということで、役場の測定器で測ったら、もう少し低くなると考えると、子供はともかく基本的な対策をとっていれば、生活するに危険な放射線量ではないようでした。また、これから寒くなるにあたって、薪が使えるのかというのも心配だったので、薪の上に直置きして測ってもみましたが、数値は変わりませんでした。

測定器を貸してくれた三田さんに、この数値をどう見るか訊いてみたところ、この測定器自体、低線量の測定が難しく、0.1代の数値については正確でないので、“低線量である“ということの判断材料に考えれば、とのことでした。

結局、今回何が分かったかと言うと・・・役場の測定器が絶対値として正しいかはわからないにしても、川崎は放射線量が比較的低いということ。今後、その数値が大きく変動しなければ、役場で発表する測定値を目安にしていっていいということ、かなと思います。また、薪については、それ自体を測ったわけではないので、どう扱っていくかは、もう少しいろいろ情報を集めて判断したいと思います。

これとは別に、夏に同位体研究所で、小学生と作っている田んぼの土壌の放射能を測定してもらった結果が、先日帰ってきました。検査の結果、セシウム137が76ベクレル/kg、セシウム134が71ベクレル/kgで、合計147ベクレル/kgということでした。この数値は、県北部と変わらないくらい低い数値だそうで、今後玄米も測ってもらうのですが、おそらく問題ないだろうということでした。

他の仙南地域が高い放射線量を示す中で、川崎は周りの地区の人がホッとしにくるところ、食べ物を生産する場に、オアシスになっていけるのでは、今回のことでそんな手ごたえを感じることができました。

でもね・・・ 

昨日は台風で、すごい雨。あぁ、この雨がセシウムとかみんな洗い流してくれればいいのに。なんて、ふと思ってしまいました。


炭入りこんにゃく [放射能のある暮らし]

BLOG2706.JPGこんにゃくはそもそも、体をきれいにする役割があるので、これと炭を一緒に食べれば、排毒効果があるんじゃあないか。ってことで、こんにゃくに炭を入れて作ってみました。

何回か作っている中で、どのくらい炭を混ぜたらいいのか、どのタイミングで入れたらいいのか、いろいろ解ってきました。

多く入れすぎると、色は濃いけれど、炭が匂いまで吸着してしまうのか、手づくりこんにゃく特有の芋の風味が無くなってしまう。簡単にいえば、こんにゃくは水で伸ばし手石灰で固めて作るのですが、水で伸ばした時点で混ぜたのと、石灰と一緒に混ぜたのとでは、同じ分量を入れたのに、味や風味が違う。

 

じいちゃんのこんにゃくを、何とか残したい。私たちは花作りがあるので、誰かじいちゃんのこんにゃくの栽培や、手づくりこんにゃくのノウハウを引き継いでくれないだろうかと、ずっと思っていました。でも、いくら待っていてもそんな人は現れません。

そうこうしているうちにじいちゃんも84歳。まだ現役でこんにゃく栽培をしているのですが、面積はこなせなくなってきました。ところが、数年前から偶然見つけた優良な形質のこんにゃくが、順調に増え、今年はこんにゃく人生で最高の出来だと本人が言うくらい、豊作で、いいものが出来そう、だそうなんです。また、こんにゃくは今までだと毎年掘り上げて、種イモを貯蔵し、春に植え付けるのが当たり前でした。でも、温暖化の影響か、畑で掘り残したものがちゃんと生育することから、今後こんにゃくの畑地越冬栽培もできそうだと、じいちゃんはその技術の確立に今はすべてを懸けているんですね。

これは、私たちがやるしかないな。

去年あたりからそんなふうに思っていましたが、今回のこの原発事故があって、背中を押された感じです。みんなに食べてもらって、こんにゃくで体の中から放射能を洗い流したい。味噌おでんとか、おやつに食べられるようにして、子供たちにここでこんにゃくを食べてもらいたい・・・。

というわけで、毎月ここでやる互市用に、今はゆでて冷凍したこんにゃくいもを使って、炭入りこんにゃくを作っています。今回作ったので3回目なので、まだまだなのですが、最初に作った時じいちゃんに褒められたのと、舌の肥えた我が娘が、うちのこんにゃく最高と言ってくれるのを支えに、これから私こんにゃく屋になろうと思います。

(写真のこんにゃく、色の違いがわかりますかね。同じ分量なのに、味も風味も違うんですよ。)


二つのイベント・・・ そのはじまり [放射能のある暮らし]

ブログはまめに更新しなきゃダメだよ。

周りの方から何度となくご忠告頂いておるのですが、なにぶん筆まめでないのと、イベントの準備等でできなかった農作業に追われ…。相変わらずすっかりご報告が遅れ、申し訳ありません。

7月末に、『食農体験!! 野良のひろばワークショップ市』『外で遊ぼう!! 夏休みin川崎』というイベントをしました。イベントの様子については、スタッフとして参加していただいた方のブログに詳しいので、そちらをご覧いただくということで…。どんづまり温泉http://blog.livedoor.jp/dondumari/?p=3 さかたま日記http://ameblo.jp/sakatanaruke/

ここでは、この二つのイベントの、“思い”の部分を書かせていただくことにします。

そもそも、直接的には、福島県川俣町で自然農や自給生活の研修を受け入れている、『やまなみ農場』の佐藤幸子さんが、原発事故の後、4月にうちに寄ってくれた時に始まりました。その時、今福島の子供たちは、高い放射線のため、、学校に行っても体育の授業は外でできないし、思いっきり遊ぶことができない、窓を閉め切った家で精神的にもものすごいストレスを抱えている状態なんだということを聞かされました。

「あなたの所は今までいろんなイベントもやってきたし、カヌーとかあるんだから、福島の子供たちを受け入れて、外で伸び伸び、いろんな体験をさせてほしい」と言われ、何かしなきゃという気持ちになりました。でも、その時はやはり自分にもまだ余裕がなく、目の前のことに追われる日々。しばらくはその言葉にどう答えたらいいか、悶々とした日々が続きました。呼ぶための資金、イベントの準備や実施の際の労力、スタッフの確保etc.BLOG2655.JPG

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市については、原発に関係なく、去年あたりから考えていました。

そもそも私は、身一つで暮らしに必要なものを作りだし、自然と共生しながらたくましく生きる百姓の生き方にあこがれていました。人の暮らしがあることで自然が守られ、自然と共にあることで人の暮らしが守られる。農の暮らしには、何百年もかけて磨かれ、蓄積されてきた自然と共生する知恵や技があり、それが、これからの時代大事になってくる。そんな思いで、この世界に足を踏み入れたのでした。

そうした知恵や技を引き継ぐ手を、支える人を増やしていきたいと、これまで今の時代に合った農の暮らしや新しい百姓の姿を紹介するイベント、田舎暮らしの体験受け入れや、地元の小学生の農業体験の支援など、これまでいろんなことをやってきました。びいなすふぁあむを始めて17年。そのための空間として、この場所もだいぶ整ってきましたし、人のつながりも広がってきました。そろそろ、一過性のイベントでなく、仕事としてちゃんとした形にしなきゃ。ソーシャルビジネス塾という講座にも通い、そのための準備を始めていたところに、今回の原発事故が起きました。

子供たちと畑をやるどころか、放射能に汚された土地では、自然の中で自給を基本にした私たち自身の暮らしが、農業ができなくなる。今まで築いてきたすべてを、今まで子供たちの中に育んできたものをすべて失う…。一時はそんな絶望感で、何も考えられなくなりました。

いろいろあって、ここが逃げ出さなければならないほどの放射線の量ではないことも分かり、やっとここで生きていこうと思えるようになりました。原発事故そのものは耐えがたいものでしたが、おかげで余計な考えがそげ落ち、これから自分が何をすべきかより鮮明になり、、まっすぐ向かう覚悟ができたように思います。

ここで“体験型の市”をしよう。 

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 物にこだわれば、安くておいしい物は他の直売所でいくらでも買える。ここに来ないと得られないもの。季節の農作業や、農家の営みを体験することで、その土地の自然を感じ、知恵や技に触れ、より深く農の世界に触れることができる。作り手とのやり取りや、集まった人との触れ合い。昔ながらの手遊びや野の遊びで、子供とお年寄りをつなぐ。いろんな人との出会いや交流が生まれる場に作っていけたら、きっとほかにない、ここだけしかない市になる気がしました。そして、これから長い付き合いになる放射能について、ここで生きていくために必要な物や情報を得られる場にしていきたい。未来を担う子供たちが、ここで自然と共にある暮らしを築いていこうと思えるように・・・。

思いばかりが膨らんで、行動できない苛立ちがMAXに達したある時、突然閃いて胸にあった二つの思いが一つになりました。福島の子供たちを呼んで、こちらの子供たちと交流しながら、自然の中でのびのび一日過ごしてもらおう。そしてその資金を、市をして稼ごう。実のところ、あまり深く考えもせず、今回のイベントをやることになったのでした。

おかげさまで、二つにイベントとも、いつになく多くの方にお手伝いいただき、反省点は多々あるものの、無事楽しく行うことができました。 

この先・・・。

今回の経験や出会った人たちとのつながりを次に繋げながら、これからの活動を、市を皆さんに楽しんでいただけるものにしていきたいです。『野良のひろばワークショップ市』は『野良のひろば互市』として、月1回行うことになりました(今月は27日 詳細は近日このブログで)。応援してくれる方たちと共に、“世話人会”を発足することもできました。残りの人生、今までの経験や人とのつながりをもう一度手繰り寄せ、手探りでも歩きながら、次の世代への新しい道を切り開くんだ。

・・・・・・・・・・。

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これは私が大学生の時に使っていたノート。

30年前。

本当の始まりはここ。

原発のいらない暮らしをすることで、原発を止めたい。

今まで頭の隅にいつもありながら、日常に流されて向き合ってこなかったことへの後悔。

原発を止める。これが最後のチャンス。

 

 

 

 

 

 


食農体験!! 野良のひろばワークショップ市においで [放射能のある暮らし]

今度うちで、ちょっと変わった市をします。

『食農体験!! 野良のひろばワークショップ市』と言いまして、食や農に関する体験が売り物の市です。

以前から、農業や農の暮らしの“ソフト”の部分を仕事にしたいと思っていました。その土地土地で、長年かかって人から人へ受け継がれてきた自然と共生する農の暮らしの技術や知恵は、かけがえのない財産です。百姓の先輩たちの体に染みついた身のこなしや技を、誰かに引き継いでもらいたいと常々思っていました。そして子供たちに、自然の中で、さまざまな驚きや発見、楽しさや厳しさを体験しながら、たくましく育ってもらいたいと思って、これまで小学校の総合学習や生活科に、ずっと関わってきました。

そんなわけで、子供たちが学校で体験してまたやってみたいと言っていたものを、ここでもう一度ミニワークショップの形で体験できるように、地域の中の名人の技に触れたり、いろんな人とも出会える“市”をやってみることにしました。

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 また、今後ここで生活していくにあたって“放射能“は避けて通れないもの。健康を守り、子供たちを無事成長させ、ここせ幸せに暮らしていくために、どう行動していったらいいか、考えたり情報交換できる場もあります。今回15時から、七ヶ宿町で炭焼きをしながら山暮らしをして、放射能関係の信頼できる情報が得られるサイトを立ち上げた佐藤光男さんの奥さん、円さんに来ていただいて、放射能に負けない食と暮らしについてお話をしてもらいます。

もちろん、普通の市と同様、農産物や、手作り食品やクラフトなど、ここでしか手に入らないこだわり品の販売もしますし、子供のたまり場「童心館」では、ちょこっと駄菓子屋もあります。

今回は“夏編”ということですが、これからここで定期的に、こうした市を開催していくつもりです。はじめてで、整わない部分もあろうかと思いますが、やりながら、商品開発し、仲間を増やして、少しづついいものに、楽しい市に育てていきたいと思っていますのでぜひ、遊びに来てください。

ちなみに、17時からは市のスタッフの交流会も兼ねて、アコースティックLIVEもあります。私も、「en」というデュオで出ます。ワンドリンク+おつまみ付き 大人500円子供200円 です。お時間の許す方は、こちらもどうぞ。

市の出店者、LIVEの出演者、お手伝いいただける方募集中ですので、コメントに連絡先をいただけたら、こちらから折り返しご連絡します。 

今週は会場準備、頑張るぞぉ!! 

 


外で遊ぼう!!夏休みin川崎 [放射能のある暮らし]

怒涛の農繁期も、何とか区切りが見えてきました。

今年は直売所を始めるので、野菜の販売も頑張ろうと、ひたすら畑づくり植え付けの毎日でしたねぇ。7月23日に、『食農体験!!野良のひろばワークショップ市』というのをやります。詳しくは、今チラシ作製中なので、近々お知らせしますが、うちらしい、他にはない、楽しいものにしますからね。こうご期待。

さて今日の本題。

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今、福島の子供たちここ川崎にを招いて、地元の子供たちと一緒に、自然の中で伸び伸び遊んで、学んで、交流しての一日を過ごしてもらおう、という企画を今進めています。

7月29日(金)・31日(日)の2回。各10組ずつと、受け入れ規模は小さめかもしれませんが、ブルーベリー摘み、魚釣り、カヌー、川遊びと、日ごろできない体験盛りだくさんです。

9時から16時までのイベントですが、テント・寝袋持参していただければ(ない方でもご相談いただければいくつかお貸しできます)、その場でキャンプ(夕食・朝食あり)できます。また、翌日みちのく公園や秋保温泉などに足を伸ばされてもいいかと思います。

ただ、今回のイベントで、ご理解いただきたいのは、至れり尽くせりのお客様イベントでない点です。放射能のことがあってもなくても、これまで私たちは子供たちに、自然の楽しさばかりでなく、怖さも知った上で、自分の身を守ること、お互い助け合ってき乗り越えることを学んでほしいと川に連れてきていました。今回も同じ。参加を希望される親御さんには、その辺の趣旨をご理解いただき、一緒に子供たちをサポートしていただければ幸いです。

申し込みは先着順に受け付けますので、早めにご連絡ください。

 

 

 


子供たちを守るにはどうしたらいいんだろう [放射能のある暮らし]

BLOG2443.JPG七ヶ宿で炭焼きをしている佐藤さんから、炭のパウダーが届きました。

これは支援物資としてもらったものだそうです。炭を粉状にするのは、結構大変で、ただつぶすのでは粒子が粗くなり、グラインダーで粉になったものを吸って集めるとフィルターがすぐ詰まってしまう。佐藤さん自身は、秋田の方に頼んで炭をパウダーにしてもらっているそうで、そのうち商品化できるらしいです。

1.5斤のパンに、ティースプーン3杯の炭パウダーだと、こんな感じ。食べても、特に味もしないし、炭の感じはありません。

炭には、娘が非常に興味を示し、パウダーを見るなり、炭入り納豆がいいだの、きな粉と一緒に牛乳に溶かしたらとか、何とも頼もしい限りです。うちも早く直売所をオープンして、放射能から身を守るものやアイデアを発信したいです。

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こちらは、畑の表土を削ったところ。川崎町の場合、そこまでする必要があるのか定かではありませんが。ここでは、4年生の長芋と、3年生のこんにゃくを作る予定です。奥に積み上げた表土には、放射性物質を吸収しやすい十字科の植物で覆って見ようと思います。

他の畑も、植え付けるところの表面の土は隣にどけ、もみがらくん炭を入れるようにしています。栽培する作物の種類によって、放射性物質を吸収する量も違うそうなので、その辺も考えていこうと思います。

放射能との戦いは長期線。放射線の被ばくは減らせば減らすほどいいので、日々の生活のなかでで、無理なくできる方法を、工夫していきたいです。

「やれることを精いっぱいやって、免疫力を落とさないために、後は明るく笑って暮らそう」

 

 

 


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