他のブルーベリー園と違うのは・・・
ろくに手も入れないのに、今年もブルーベリーがたくさん実ってくれました。
この天気のせいで、一気に色付き、水分が少ないのでいつも以上に味の濃いブルーベリーです。この暑さのせいか、コガネムシやミバエなどの虫も少なく、いつもなら摘んだ実がすぐに柔らかくなってしまうところ、今年のはそれが少なく、品質も上々。お天道様に感謝です。
とはいえこの暑さの中の収穫は、頭グラグラ、汗ダクダク、さすがに大変です。そんな中、仙台の友人が摘み取りのお客さんを連れてきてくれるのは、とても助かります。幼稚園のつながりらしく、小さな子供連れで摘み取りを楽しんでくれています。
うちの畑には、管理の手が入ってない分、当然ミノムシやら、クモやら、アブもハチなど、たくさんの虫たちがいます。以前は、これらを摘み取りに来る前に、不快でないようにと、クモの巣とかも取り除くようにしていました。でも思えば、ここに来る仙台の子供たちは、普通の日常で、こういう虫たちを見てないんですよね。だから、この先突然ハチに遭遇してしまった時に、対処の仕方がわからず刺されてしまうことがあるかもしれない。きれいで快適なブルーベリー園はほかにいくらでもあるので、うちは同じにしなくてもいいんだと思い、わざとハチの巣は残して、子供たちにこんな時どうするのか学んでもらいながら、摘み取りをしてもらっています。
クモの巣が虫を捕まえてくれていることや、虫に卵をうみつけるアブの話、セミの抜け殻やコガネムシの食べた痕を見せたり・・・。カラスがブルーベリーを食べに来るヒヨドリを追い払ってくれてることとか、どの木がおいしいかの見分け方や、ブルーベリーという木の性質や上手に育てるコツなどを話ながら、一緒に摘み取りをする。うちにはこんなスタイルが合ってる気がします。
将来的には、もう少し木の間隔を広げて面積を増やし、ブルーベリー以外のいろんなマイナーなベリーも楽しめる摘み取り園にしたいです。写真の赤い実は、「エビガライチゴ」。食べたことある人いるかな?
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